近畿大学は2月3日、ブロッコリースプラウトのエキスに、毛髪の成長シグナルを調節する毛乳頭細胞の分裂を促進し、遺伝子を活性化するという効果があることを実験で確認したと発表した。
スプラウトは植物新芽の総称であり、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなどの栄養が豊富に含有されていることが知られている。中でも「ブロッコリースプラウト」は抗酸化植物として注目され、近年の研究から、抗がん・抗菌・抗酸化など多岐にわたる作用が報告されている。
今回の研究では、ブロッコリースプラウトに育毛効果があるかどうかの調査が行われた。その結果、毛乳頭細胞が約1.8倍に増殖、血管内皮増殖因子「VEGF」と毛髪の伸長期間に毛乳頭が分泌することが知られている骨形成タンパク4「BMP4」の遺伝子発現が約1.4倍に上昇していることが確認されたという。
(2014-02-04 マイナビニュース)